この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
男性との間に子どもを授かったが、相手の男が子どもを認知してくれない。自分で調停を起こしてみたものの、相手は弁護士を付けて認知を断固拒否し、調停不成立になったため依頼しました。
解決への流れ
弁護士に任せたので、何もしなくて済みました。裁判も起こしましたが、私が裁判所に行くことは基本的にありませんでした。弁護士が代理して出頭してくれ、都度、報告書を送ってくれました。相手は裁判でも否認を続けてきたようですが、鑑定をしてもらい、その結果父親である可能性が極めて高いとされ、認知を行う形で和解が成立しました。
ご依頼者様から伺ったお相手の性格から考えて、交渉では話が進まないと判断し、早期の裁判提起に踏み切りました。裁判所でのDNA鑑定は、相手が拒もうと思えば拒めてしまうことがネックでした。本件でも、裁判の初期は相手はDNA鑑定を拒否していました。鑑定に頼らずに「父親はこの人しかあり得ない」という主張・証拠を展開し、相手に「DNA鑑定をして、父親ではないことを証明しないといけない」という状況に持ち込めたことが、勝訴的な和解ができたポイントとなりました。