この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
依頼者は、バイクで信号のない交差点を直進中、一時停止を無視して左折してきた車と衝突。併合11級(12級5号(左腕関節の機能障害)/12級6号(鎖骨の変形)/14級5号(右足の醜状痕))の後遺障害等級認定を受け、保険会社からは約545万を提示されたが、この提示額が低すぎるのではないかとご相談に来られた。
解決への流れ
当事務所の交渉の結果、裁判を経ずに任意の交渉で終了。①入院雑費の増額(1日あたり1100円→1500円で算定)②入通院慰謝料(赤本基準での算定を求めて、92万6000円の増額)③逸失利益(算定期間について11年→44年に変更)④後遺障害慰謝料(赤本基準での算定を求めて270万円の増額)という内容変更で和解し、和解額は約1231万円。当初の保険会社の提示額から約686万円の増額となりました。
保険会社は裁判所の基準ではなく、保険会社独自の基準で賠償金を算出し、提案をしてきます。そこで、弁護士は本来受け取るべき裁判所の基準まで賠償金を上げることができるため、このように大きく異なった結果となります。