犯罪・刑事事件の解決事例
#自己破産

脳梗塞で自身の家族を認識できなくなった社長について,成年後見申立を行い,子を後見人として財産調査をしたところ,多額の債務が判明したため,紆余曲折を得て社長及び会社の破産申立をしたケース。

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穂谷 昇 弁護士が解決
所属事務所開倫総合法律会計事務所
所在地東京都 千代田区

この事例の依頼主

50代 男性

相談前の状況

脳梗塞で自身の家族を認識できなくなった社長について,どうすればよいかという相談がありました。脳梗塞で自身の家族を認識できなくなった社長について,どうすればよいかという相談がありました。

解決への流れ

脳梗塞で自身の家族を認識できなくなった社長について,まず,成年後見申立を行い,子を後見人として財産調査をしました。その結果,多額の債務が判明しました。そこで,不動産業者及び抵当権を自宅に設定している銀行と協議の上,1年かけて自宅を任意売却しました。その上で,少々特殊でしたが,後見人たる地位に基づいて社長個人の破産申立を行うとともに,会社については準自己破産をおこないました。

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穂谷 昇 弁護士からのコメント

社長が意思能力を失うと,取引は停止しますし,どこにどれだけの債務があるかすら家族には分かりません。このような事態は同族会社特有の問題です。本件は,破産終結後,離婚判決取得及び生活保護申請まで進んだ息の長い事件でした。当初の相談からは想像もつかない展開になることもあります。お一人で悩まずにまずは御相談下さい。